ロシア語に興味があるが、迷っている。
本格的な勉強を始める前にロシア語がどんな感じか見てみたい。
そんな人は、この『ロシア語の仕組み』でロシア語の感覚をつかんでみるのもいいでしょう。
基本情報
カテゴリ:文法
項目数:少なめ
難易度:入門
必要レベル:なし
到達レベル:ロシア語の雰囲気をつかむ
勉強のための本というより、雰囲気をつかむための本です。
そのため、これ一冊を勉強したからと言ってロシア語が話せるようになるわけではありません。
ロシア語の資格を取ろうと思っている社会人やロシアへ留学したいと思っている人、大学でロシア語を勉強しようか迷っている人には、ロシア語の適正をチェックするという意味では便利な一冊でしょう。
『ロシア語の仕組み』の特徴
読み物形式の本
あらゆる語学の中でも難しいイメージのロシア語。
日本人には馴染みのないキリル文字を使いますし、文法も細かいです。
そのため、ロシア語に興味があってもなかなか一歩を踏み出せない人も多いはず。
しかし、この『ロシア語の仕組み』は、参考書ではなく読み物。
難しい文法用語を多用せず、暗記しなくてもいいように作られています。
ただ読むだけ、というスタンスが読者にとってはありがたいです。
いきなり学習参考書に取り組むのに抵抗のある初心者は、この本を読んでから雰囲気をつかむといいですね。
著者は高名な黒田先生
あらゆる物事において、初心者を相手にするものほどクオリティが求められます。
高級車のエントリーモデルやデパートの広告品などのクオリティがファンの獲得の肝だからです。
その意味で、ロシア語の入門書としての役割を担うこの本はかなり優秀。
作者はロシア語界隈では有名な黒田龍之助先生です。
この作者が手掛ける『ニューエクスプレス』はこの本を読んだ人にピッタリの難易度になっており、評価も高い良書。
安心と信頼の黒田クオリティが、入門レベルで味わえるこの『ロシア語のしくみ』は安定感抜群です。
『ロシア語のしくみ』の使い方
繰り返しになりますが、この本はあくまで読み物。
使い方は特になく、ただ読むだけで大丈夫です。
CDがついていますが完成度はそれほど高くなく、ロシア語の発音を実際に聞いてみたいなら使ってみてもいいかな、という程度です。
(今はyoutubeでロシア語の発音を聞けますし、あんまりメリットはないですね。)
他の参考書との連携・比較
この参考書の前に勉強するなら
『ロシア語のしくみ』は完全に初心者用の本です。
事前に必要とされる知識はありません。
まったくの素人の状態でもいきなり読んで大丈夫の難易度です。
この参考書の次に勉強するなら
『ロシア語の仕組み』を読んでロシア語学習に興味が出たら、次はいよいよ本格的な参考書に取り掛かる段階です。
とはいえ、『ロシア語の仕組み』の到達レベルは高くなく、簡単な単語や雰囲気がわかった程度。
次に取り組むべきは入門レベルの参考書です。
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