ロシア語の学習を進める上で、「既に英語の学習を積んできた経験値のある人」はやはり強いです。
語学のノウハウが溜まっているので、英語を勉強してこなかった人と比較するとロシア語の学習もスムーズに進むはずです。
しかし、英語は英語、ロシア語はロシア語。
異なる部分も多々あります。
そこで、英語のできる人が「頭に入れておいた方が良いこと」を書いておきます。
後で気づいて余計なストレス抱えると、孤独な勉強やる上ではなかなか厄介ですよ。
Contents
「英語が得意」の想定レベル
先程から繰り返し「英語が得意」という言葉を使っていますが、私の言う「英語が得意な人」はこういう人。
- 受験生時代に塾・予備校に通っていて成績が上がった経験のある人
- 独学で英語の勉強をしてきて自分なりの勉強法が確立している人
- 英語のデキる人の勉強を近くで見ている人
要は、様々な勉強法を試してきて、自分なりのスタイルがある人です。
英語が得意な人の勉強の進め方
英語の得意な人は、これまでの経験から自分なりのスタイルを確立しているはずです。
ロシア語の勉強においても、基本的にそのスタイル通りにやれば問題ないと思います。
英語が得意な人がロシア語の学習で注意すること
学習方法の選択肢が少ない
英語は世界の共通言語。
ですので、「英語」というキーワードで多種多様なビジネスが展開されています。
参考書が少ない
英語と比較して、選べる教材の数が少ないです。
単語帳ひとつ取ってみても、
- 見出し語がただ羅列してある単語帳(単語王など)
- 文章の中で覚えさせる単語帳(速単、DUOなど)
- フレーズで覚えさせる単語帳()
- リズムで覚えさせる単語帳(キクタンなど)
など様々なスタイルの単語帳があり、かつ、自分にあったレベルのものが見つかるようになっています。
英語の独学において、最初の試練は「自分にあった教材を選択すること」ですが、裏を返せば選べるだけの選択肢が用意されているということ。
試験や検定が少ない
自分の実力を測りにくい
「ロシア語を勉強する」と決めたのはいいものの、学習を効率よく進めるためには目標が必要です。
PDCAを回すにしても学習スケジュールを作るにしても、KPIとして定量的な目標を掲げる必要があります。
そこで、語学であれば語学力の指標として
得られる成果が少ない
あなたが何のためにロシア語を学習するのかは分かりませんが、目的が何にしても、勉強するからには目に見える成果を持っておくべきです。
飾りでもいいので、資格があると便利です。
しかし、ロシア語はかなりマイナーな言語。
英語とは違い、試験や検定は多くはありません。
英語なら、英語一つを勉強するだけで
- TOEIC
- 英検
- TOEFL
などが得られます。
しかし、ロシア語はせいぜいロシア語検定くらいのものです。
かかる労力と時間の割に、あんまり世間が評価してくれない資格1つというのは、虚しいものです。
なぜロシア語は学びにくいのか
ここまで読んで、英語の学習環境がいかに恵まれているかを再確認できたと思います。
ロシア語を勉強すると決めた段階でなんとなく察していたとは思いますが、ロシア語の学習環境は決して良くない。
同じ語学なのに、なぜこうも違うのだろうか?
答えは、英語が世界の共通言語であるのに対し、ロシア語はかなりマイナーな言語だから
ではありません。
英語のほうがビジネスの市場が大きく、参入者が多いからです。
英語は高校受験や大学受験、また社会人になってもTOEICなど、学習者が多い。
一例として、大学受験のセンター試験では毎年60万人ほどが受験します。
そして、英語を勉強する人の理由は割と明確です。
- 良い高校に進学したい
- 有名大学に行きたい
- 大企業に就職するためにTOEICのスコアが欲しい
- 部長への昇格にはTOEICの点数が必要
など、その目的は人生を左右するほど重大なものです。
だから、お金を投じてでも英語の習得に奮起するのです。
極めて多くの学習人口があり、金を使う傾向にある。
「英語という市場」はビジネスをやるだけのうまみがある市場だと思います。
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