ロシア語ベストセラーのリニューアル版。
「初級」と銘打ってありますが、一番最初に取り組む本にしては分量もレベルも高いです。
然し、単語や音声も充実しており、参考書として完成度の高いのも事実。
よく特徴を理解して適切なタイミングで取り組むならば、一気に学力を伸ばすことも可能です。
Contents
基本情報
カテゴリ:文法
項目数:20課
必要レベル:入門レベル
到達レベル:基礎レベル
課の構成は、会話文と新出単語、文法事項解説が1セットで4ページ構成になっています。
単語やCD、練習問題など、繰り返し学べば力がつくような構成になっています。
何度も復習をして、隅々まで身につけましょう。
『初級ロシア語20課』の特徴
練習問題で理解度を確認できる
『初級ロシア語20課』には2課ごとに練習問題が掲載されており、理解度を測りながら学習を進めることができます。
独学の場合、分かった気になってポンポン進んでしまうリスクがあるので、それを防ぐことができるのは心強いメリットです。
途中に出てくる単語の数が多い
『初級ロシア語20課』ではテキストで出てきた単語が新出単語としてまとめてあるのですが、その単語の量が結構多いです。
単語の量が多いことは強みでも弱みでもあります。
単語帳の種類が少ないロシア語では、単語数が多い参考書はありがたいのは事実です。
ですが、文法の参考書にも関わらず暗記すべき単語の数が多いと文法事項が頭に入り辛いですし、時間もかかります。
この辺りは良し悪しなので、事前に特徴を理解して取り組む必要があります。
音声も充実している
文法の参考書では珍しく、音声も充実しています。
ネイティブの男性と女性の2人が担当しており、会話文と単語が1回ずつ流れる構成です。
単語にも発音がついているのは便利ですね。
会話文も繰り返し音読することで、テーマの文法事項と単語も一緒に身に着けることができます。
どれだけしつこく復習できたかがキモなので、音読の過程だけはサボらないようにしましょう。
また、会話文には前半まではルビがついています。
音読に慣れていない人でも音読はしやすいはずです。
類似の参考書との比較・連携
この初級~基礎レベルの文法書は様々な参考書が選べます。
それだけにどの参考書を勉強の中心に据えるかは大事です。
『ニューエクスプレス+』と比較
『ニューエクスプレス+』は『初級ロシア語20課』よりも難易度は低めです。
1冊目でも十分対応できるほど易しく、参考書としての完成度も高いです。
それに対し、『初級ロシア語20課』は1冊目としては多少レベルが高いように感じます。
少し内容が重複しますが、『ニューエクスプレス』を終えてから『初級ロシア語20課』を学ぶのも選択肢としてはアリです。
文法の復習にもなりますし、同じ内容を別の参考書で学ぶことでより深く理解できます。
また、『初級ロシア語20課』は単語力と読解力も伸ばせる良書。
たとえ文法の内容に重複があったとしても、学びはあります。
この参考書の前に学ぶべき本
1冊目として『ニューエクスプレス』も悪くない選択です。
それを1冊目に学んで、『初級ロシア語20課』に移るといいでしょう。
この参考書の次に学ぶべき本
この参考書が終わったら、より難易度の高い本に挑戦すべきでしょう。
具体的なテキストは、こちらの記事にまとめています。
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