方法論

参考書でロシア語を学ぶときの考え方。

参考書の使い方、選ぶ方に関する正しい考え方を持っておかなければ、いくら勉強しても力は尽きません。

勉強に対する姿勢、スタンスというのはそれほど大事です。

「たくさん勉強したのに全くロシア語ができるようにならない」という事態に陥らないために、しっかりとした考え方を身に着けましょう。

「良さそうなもの」を選ばない

勉強の明暗は、参考書を選ぶ時から分かれます。

本屋に寄って、並んでいる参考書の中から自分に合いそうなものを選んでいるとしたら、はっきり言ってアウトです。

参考書を選ぶとき、一番意識するべきは、その参考書がもつ役割を理解すること。

例えば単語帳なら単語の意味が分かるようにする。

文法書なら文章を読むための知識をつける。

このように、それぞれの本には役目があります。

それを意識して本を選ばなければ、実力は付きません。

参考書の順番を意識する

また、参考書の順番を考えることも大事です。

単語や文法が全く分からない状態でリーディング用の長文の参考書をマスターしようとしても、うまくいかないのは当然です。

同様に、いきなり難易度の高い文法書に手を出しても挫折することは目に見えています。

文章を読むのは単語や文法を身に着けてから。

文法書は、レベルが低いものから高いものへ、難易度ごとに何冊かに分けて学ぶ必要があります。

参考書の順番を判断するには

参考書には適切な順番があるのだということを説明しました。

しかし問題は、「どの参考書をどの順番でやればいいの?」ということ。

その答えは当サイト『ロシア語ラボ!』にすべてあります。

『ロシア語ラボ!』には、多くの参考書のレビュー/解説記事があります。

それらの記事には、参考書の役割や難易度、相性の良い参考書の情報が詳細に載っています。

それを参考にしてもらえば、「どのタイミングで」「どの参考書を」やれば良いのかが分かります。

【参考書】のまとめページはこちらです

リンク

(このままこの記事の続きを読みたい方のために、ページの最後にも記事のリンクを貼っています)

何度も復習する

同じ参考書を何度も繰り返すことも大事なことです。

一度読んだだけでは理解できないこともありますし、何より一度覚えた内容も時間が経てば忘れてしまいます。

そのため、何度も繰り返して知識を定着させる必要があるのです。

目安としては・・・

  • 単語:覚えるまで何回でも、覚えてからも定期的に忘れてないかチェックする
  • 文法書:2周〜3周は必ずやる。その後、分からないところが出てくるたびに該当部分を確認する
  • 長文:音読を20回くらい繰り返す。基準は音声を聞きながらシャドーイングできること。

このくらいしつこくやって、初めて身に付きます。

しかし、1周やっただけで満足してしまい、復習をおろそかにしてしまいがちです。

それでは力がつきません。

復習が足りているかをチェックする方法

復習が大事、ということは良く理解して頂けたと思います。

その上で、「十分反復できているか、自信がない」と不安になってしまった方もいらっしゃるかもしれません。

そういう場合に、反復量が足りているかを判断する方法があります。

それは、「分からなかった単語や問題が、これまでやった参考書の知識でないか?」を調べること。

例えば文章を読んでいて分からない単語があれば、その単語が自分の単語帳に載っていないかを調べてみます。

もし載っていなければ分からなくても無理はありません。しかし、単語帳に載っていた単語なのに分からなかったのであれば、復習が足りていないと判断します。

【注意】復習に拘りすぎると次に進めなくなる

復習に拘りすぎると、なかなか学習が進まないという弊害があります。

「まだカンペキに習得していないから、この参考書を続けよう」

こういう思考に陥りがちです。

しかし、あまり神経質になりすぎては学習が停滞してしまいます。

要はバランスなのですが、僕の場合は、割とポンポン次の参考書に行ってしまいます。

それで後々「あの参考書、まだマスターできていないな」と感じればまた戻ってくればいいだけです。

一回終わらせた参考書をやり直してはいけないなんてルールはありませんからね。

まとめ

いかがでしたか。

  • 「良さそうなものを選ばない」
  • 参考書の順番を意識する
  • 何度も復習する

という3つのことを意識して学習してみてください。

これらを頭に入れておくことで、学習の成果を感じやすくなるはずです。

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