時間に余裕のある大学生と比べて、社会人は忙しいものです。
しかし、ロシア語の勉強をするのであれば、忙しいなりに勉強の仕方を工夫しなければなりません。
時間に余裕のない社会人に向けた勉強法のコツを解説します。
最初に目標を決める
ロシア語の勉強を始めようと思っても、無計画に参考書に飛びついてはいけません。
まず最初にすべきことは目標設定です。
つまり、「自分はどこまで勉強しなければならないのか?」を決めます。
なぜ、最初に目標を決めるのか。
それは、「する必要のない勉強は何か」をはっきりさせるためです。
「しないこと」を決める
例えば、「ロシア語検定3級を取得したい」という目標を設定したと仮定します。
ロシア語検定3級を取得するには、難しい単語や高度なスピーキング能力は要求されません。
つまり、「ロシア語検定3級」という目標を達成するためには、何冊も単語帳を暗記したり発音に拘り過ぎたりする意味はありません。
単語帳は一冊で十分ですし、3級の試験によく出る格変化や文法問題に挑戦する方がよほど効率的です。
しかし、事前に目標設定をせずに闇雲に勉強を始めてしまうと、無駄な勉強を続けてしまうリスクがあります。
時間に余裕がある人であれば過度な勉強をすることになっても問題はないかもしれませんが、ごく限られた時間で結果を出す必要がある人には「しないこと」を決めることは絶対に欠かせないプロセスです。
生活の中で勉強に充てられる時間をリストアップする
社会人は忙しいものです。
しかし、「忙しい」というのは学生と比べたら忙しい、という話で、全く自由になる時間がないわけではありません。
自由な時間が少しでもあるならば、できることはあります。
例えば通勤1時間、残業1時間の独身の人をモデルとして考えてみます。
勤務時間が8時間、通勤と残業が1時間、そして昼の休憩が1時間とすると、平日の拘束時間は計11時間です。
睡眠時間が余裕をもって7時間とすると、睡眠と仕事だけでも18時間がなくなります。
1日が24時間なので、残りの時間は6時間。
家事やお風呂、仕事の準備を2時間で済ますとすると、残りは4時間。
さすがに4時間全てを勉強に充てられるほどストイックな人もいないでしょうから、平日の勉強時間は2~3時間が落としどころだと思います。
これなら、ゆっくりテレビを見たり映画を見たりもできます。
平日の勉強時間は、1日2時間×5日で10時間です。
これに土日が計5時間くらい勉強するとして、1週間に15時間の勉強時間が確保されたことになります。
1カ月では65時間くらい勉強できる計算です。
これだけあれば十分ですね。
これは平日にもゆっくりする時間を確保して、かつ土日も2日で5時間しか勉強していないときの勉強時間です。
1日あたりの勉強時間を追加したり、土日にもっと勉強したり、家事を効率化したり自炊をやめたりすれば月100時間くらいは勉強できると思います。
逆に、子供がいて家事育児に時間を割く必要があったり、他にも趣味の時間を持ちたかったりする場合は、より限られた時間でなんとかする必要もあるでしょう。
社会人、と一口に言ってもやはり個人次第で環境は千差万別。
しかし、社会人がロシア語の勉強をする上で肝に銘じておいてほしい共通の考え方があります。
社会人学習者に必要な考え方
環境を変える
立場や時間的な拘束が多い社会人。
なかなか勉強できる環境を整えるのは難しいでしょう。
- 子育てや家事をしなければならない
- 残業時間が常態化している
- 通勤に時間がかかる
- 家事が苦手で時間がかかる
- 薄給で参考書を買う余裕がない
- 仕事で疲れて勉強できない
- 休みが少ない
・・・etc
挙げればキリがないですね。
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