中級レベルに最適な文法書をご紹介します。
Contents
基本情報
カテゴリ:文法の読み物
項目数:50課
難易度:中級
必要レベル:中級レベル
到達レベル:基本的な文法は網羅できる
文字や発音からカバーしているため、入門者用のように感じるかもしれませんが、これは参考書を何冊か既に勉強した人用だと考えていいでしょう。
分量も多く、後半は結構難しい文章も掲載されているので、いきなりの入門者が読んでも挫折する恐れがあります。
『初級ロシア語文法』の特徴
講義調の文法書
高校受験、大学受験の参考書ではよくある会話調で書かれています。
先生が語り掛けるような文章でかかれているため、カッチリとしたお勉強が苦手な人にはありがたいですね。
文法事項はカバーしきれていない印象
全部で50項目という大ボリュームのわりに、文法事項のすべてをカバーしているとは言い難い印象です。
この参考書を最初から最後まで読んだとしても、『NHK新ロシア語入門』のようなもっと網羅性のある参考書が必要になります。
例文が充実している
基本例文200+練習用例文500、計700の例文が掲載されています。
もちろん例文には音声CD付き。
学んだ文法事項を体になじませるだけでなく、音読の練習にもなります。
また、例文に入っている単語を覚えられるという利点もあります。
慣れればスマホやICレコーダーに取り込んだ音声を聞くだけで勉強できるようになるので、家事の合間や通学・通勤中など、スキマ時間も有効活用できるようになります。
正直、これだけでもこの参考書を買う価値アリです。
他の参考書との連携・比較
『NHK ロシア語入門』との比較
同じく中級レベルの文法書の定番として、『NHKロシア語入門』があります。
両方ともいい本ですので、どちらを勉強するべきか迷われるかもしれません。
この参考書の前に勉強するなら
この参考書の前に取り組むべき本は、初級クラスの参考書です。
『初級ロシア語入門』は分量がかなり多いので、学習者のロシア語のレベルが低いと読み終えるだけでかなりの時間がかかってしまいます。
理想は他の参考書で基礎的な知識を入れておいて、『初級ロシア語入門』を取り掛かるときに既に6〜7割は理解している、という状態です。
つまり、『初級ロシア語入門』を文法の復習に使うということ。
「内容・レベルに重複のある参考書を買うってちょっともったいなくない?」と思われるかもしれませんが、まったくもったいなくないです。
『初級ロシア語入門』を含む中級レベルはしっかり抑えておきたい内容ばかりですし、同じ内容でも複数の参考書で学習すればより理解が深まります。
また、『初級ロシア語入門』の最も優れた点はCDを利用した音読が可能なところ。
文法を重点的に学習し、何度も音読を繰り返して体に刷り込むには最初の理解する段階で時間を使っていられません。
だからこそ、事前に文法知識を入れておきたいのです。
この参考書の次に勉強するなら
次に勉強すべきは
網羅性の高い文法書
本格的な読み込み教材
のいずれか、もしくは両方です。
両方を平行で勉強するなら、読み込み教材をやりつつ、わからないところ、迷ったところを文法の参考書を読み込んでいく、というやり方でいいと思います。
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